東証一部上場のグループ会社様から北海道室蘭市にある事務所及び隣接する工場の売却依頼がありました。
事務所は3階建、延床約1,000㎡の築24年の空物件で、工場は解体して宅地かアパート用地として当初売出しを行いました。広範囲の5市にまたがって売却営業を重ねご内見いただきましたが事務所スペースが広過ぎ大手企業様が購入するしかないことや、改修費用が嵩むことから物件価格の折り合いがつきませんでした。
現地物件を調査したところ、雨漏りがひどく外壁も浮いている状況でしたので解体し事業用地として活用する方向に転換しました。
札幌市内または苫小牧までの宅地物件でしたら売却も容易ですが、登別や室蘭方面は非常に苦戦を強いる地域だと思われます。ただ、登別の海外観光客の多さにはビックリでしたが、今や地方の温泉地は外人観光客のお陰で支えられていると痛感しました。オリンピック後が怖いですね(>o<)
全国的に鉄鋼業が中心の町に活力がなくなると、町全体の人口や商業が減少し閑散となり寂しくなります。特に若者は職を求めて都会に出るので町の活況もなくなり、新規戸建住宅の需要も減退する一方です。
余談になりましたが、本物件は駅から徒歩9分の立地でもあり、何とか地元の不動産業者様に良い商談ができ売主様も大変喜んでいただいたおります。
また、地元の解体業者様の安価なお見積りも決め手となりました。
売主様、買主様、ご検討いただいたお客様や業者様、ご協力ならびにご相談にのっていただいた皆様に深く御礼申し上げます。
本物件は、適切なご提案ならびに価格設定が重要であった事例だと思います。
しかし、ホッキ貝は抜群に美味しかったし、大きかったです。黒ソイが食べれなかったことが唯一心残りですが、次にお仕事があれば必ず、、、。
胆振地方の室蘭は、北海道の中でも比較的暖かい場所とお聞きしましたが、海風が強く今年の積雪が相まって体感温度はマイナス10度を軽く超えていたように ↑イメージ写真
思えます。
でも地元の皆様は、本当に“温かかった”です。m( _ _ )m