売却事例⑧(工場・倉庫)

上場企業のグループ会社様から工場団地内にある物件の売却依頼がありました。

本物件は、東京から仙台方面に向かう手前の柴田郡村田町にあり、最寄り駅はJR東北線の「大河原」駅より車で9分、東北道の村田ICより車で12分のところにあります。工業団地内にある3,762坪、築48年の860㎡の倉庫工場付の物件です。

小職が前の会社に勤めている時にご売却依頼があり、約4年間も売却営業を継続し、一番苦労した物件です。

先ず、この近辺で新しく工場を新設される企業は皆無で、トラックターミナルもしくは資材置場として営業を開始しました。お向いはスクラップ工場です。

難物件でしたのでレインズに掲載したのですが反応はなく、業種に拘らずに地道に売却営業を重ねたところメーカーさんが車輛置き場として賃貸したい旨の依頼がありました。
ところが賃料が折り合わず、ご契約には至りませんでした。

売主様が、売れないのであれば倉庫利用することになり、諦めかけていた頃に何と購入希望者が現れました。同業他社さんが組立作業所兼販売店にご活用されるとのこと。

ですが倉庫利用が決定してしまった後なので、敷地の半分を売却する案など色々検討していただいた結果、土地・建物を売却し倉庫利用を終える2年間を賃借することで落着きました。

ご成約まで様々な事があり非常に手間のかかった物件でしたが、何とか売却することができました。通常、売却延期になるところをご担当者様のお力添えがあったこと。
買主様が色々なご売却条件に寛大であったことなど、皆様のお陰でご仲介できましたこと、誠に感謝申し上げます。

仲介業務を行う上で物凄く勉強になった物件でもありました。ただ、現地に10回近く足も運びましたが、、、。

日帰り出張が多かったせいか、仙台駅にある飲食店が並ぶ “鮨・牛タン通り” には詳しくなりました。新幹線に乗る前にお手軽に入れるお店がサラリーマンには丁度良い感じです。

不動産を高値で売却致します